2022年度
理事長基本方針

公益社団法人十和田青年会議所 

2022年度スローガン

地域の力を結集せよ

~人と人が輝き繋がる街へ~

基本理念

私たちは、時代を切り拓く先駆者
であることを自覚し、多様な仲間と持続可能な社会奉仕の実現を目指す。

基本方針

1.会員拡大 
  持続可能な組織運営の構築

2.地域振興 
  郷土愛溢れる文化振興、青少年育成の実現

3.人材育成 
  多様性を認め合う輝く個性の調和

公益社団法人十和田青年会議所
2022年度 第66代理事長
紺 野 兼 如
 

理事長所信

【はじめに】

2017年に十和田青年会議所に入会以来、5年という短い年月 から今日に至るまでたくさんの貴重な経験の機会を与えて頂きま した。まだまだ未熟な入会当初から比べ、現在の私は人から頼ら れる存在になってきていると実感しております。私の原動力は、 あの頃に戻りたくないという思いと私を支えてくれる仲間の存在 です。たくさんの人から助けられたことを社会奉仕という形とし て恩返しし続けることが、まちづくりに繋がると思っています。昨年度、新型コロナウイルス感染症による事業中止や縮小につい ても、ワクチン接種が進み徐々に活動ができるようになっていく 中で、2022年度には、人が交流できる環境が通常に戻り、今ま では交流を控えていた青年経済人が、多く活動場所を求めるよう になることが予想されます。その時に、十和田青年会議所という 選択肢が必要なのです。今こそ十和田青年会議所が築き上げた65年という歴史の力を 存分に発揮して、人と人とが繋がる組織を一緒に創造していきま しょう。

 

【会員拡大、持続可能な組織運営の構築】

2022年度十和田青年会議所の現在の会員数は19名となり、今 年度の卒業生は12名と2023年度は7名の組織となります。今年 度、会員拡大を推進していく中で、十和田青年会議所の価値を会 員一人ひとりが共有し、その必要性を波及していかなければなり ません。会員拡大は地域の未来へと直結することから、地域を想 う青年が一人でも多く増えることこそが地域の活性、まちづくり、 豊かな社会へと繋がることが期待出来ます。我々は会員拡大へ向 けて全員が思いを共有し結束した行動を積み重ね、多くの市民の 理解と共感を得られるよう推進していきます。

 

【地域振興、郷土愛溢れる文化振興、青少年育成の実現】

次世代を担う子どもたちに、たくさんの経験体験を通して、郷 土を愛する心を育んでもらいたいと考えます。コロナ禍のために不十分であった交流を通して、多様性や互いを認め合う心の育成 が必要です。また、コロナの影響で失業した方や経営不振に陥っ た方への支援策も必要だと考えます。なぜなら、子どもの養育環 境が子どもに直接影響を与える為であり、改善への一助を担って いけたらと思っています。そして、私が18年間携わっている十和田市秋祭りに関しても、 継続して魅力あふれる事業を市民へ届けていきたいと考えており ます。私がお祭りに携わり感じた事として、まちづくりには、お祭り が必要不可欠だと思っています。以前、羈という団体で南部町のま ちおこし事業に参加させて頂いた経験があり、町にお祭りを復活させ るプロジェクトを実施しましたが、お囃子の継承がなされていない為、 文化の消失というものを体験しました。また、お祭り文化がない事は、 若者の県外流出や人口減少に歯止めが効かない状況を作り出してい る事にも影響している為、お祭りを市民の為に開催していく運動を継 続して実施していけたらと考えております。しかし、新型コロナウイ ルス感染症の影響により、縮小開催が2年続いている為、お祭り参 加団体の参加意識低下や参加者の減少が懸念されています。2022 年度は、従来の形式で円滑に事業が成功するように取り組みたいと 考えておりますが、温故知新の言葉を深く受けとめ市民に愛される 秋祭りを作っていきます。

 

【人材育成、多様性を認め合う輝く個性の調和】

会員拡大と資質向上は、連動して行わなければならないところで すが、公益事業の実施や会員拡大に集中してしまうと、どうしても資 質向上がおざなりになっている現状です。また、資質向上と会員拡 大両方が大きく伸びた年はなく、難しい課題だと考えています。しか し、我々はこの困難な状況に立ち向かい、多様性を認め合い、一人 ひとりの輝く専門性を尊重しながらアイディアを出し合い、圧倒的な 行動力で推し進めていきます。また、資質向上の先はJC だけでなく、 会社、家庭などでしっかりと発揮できるように推進していきます。

 

【おわりに】

青年会議所で培った経験体験は、今後の人生において輝かしい発 展に寄与するものとなります。その中でも、人と人とが繋がる出会い や友情は何物にも代えがたい財産となるでしょう。たくさんの信頼で きるメンバーに支えられること、感謝することを感じながら会員一人 ひとりが一緒に成長していく1年間として誠心誠意運動に邁進してまいります。